
Netflixで「地獄でなぜ悪い」を見たので感想などを書きます。
結論から言うと面白かったです。ハチャメチャな映画で頭使わずに面白おかしく見れます。グロい映像が苦手で無ければオススメしたい映画ですね。
出演の役者さんは二階堂ふみ、星野源、長谷川博己、堤真一、國村隼など、豪華な俳優陣が揃っています。また、園子温監督の代表的な映画「冷たい熱帯魚」に出ている役者さんも多く出演していますね!
芸人の友近も出ていますが、後述しますが、個人的には彼女の役回りが結構ツボりましたw
それでは「地獄でなぜ悪い」の感想を書き残そうと思います。
Contents
【映画 地獄でなぜ悪い】のあらすじ
この映画はグロ要素強めのコメディ映画です。僕的にはしっかり笑えましたw
内容を簡単に話すと
頭のイカれた映画監督志望の男と、妻のために最高の映画を作りたいヤクザの親分がとんでもないやり方で一本の映画を作る話
と言った感じでしょうか。
この話は、武藤組の親分(役:國村隼)の個人的な事情がきっかけ。
んで、彼らが作ろうとしている映画の内容が凄いんだけど、それは「近々相手の組の事務所に乗り込んで戦争をするんだけど、その様子を映画にしたい」という内容なんですよね(笑)
なんでわざわざ映画にする必要があるのか?って話なんだけど、実は親分の娘のミツコ(二階堂ふみ)は女優で、子役の頃のCMが話題になったんだけど、ちょうどその時期に親分の奥さん(友近)が、家庭をを守るために相手ヤクザを○して捕まっちゃうんだよね。
正当防衛って事で10年懲役を食らうんだけど、親分が妻と面会した時に「ミツコが主演の映画が見たい」って妻から言われるわけです。
でも、武藤組は相手の組とのケンカの真っ最中。映画なんて言ってる場合じゃねぇだろ!と武藤組の内部も大反発。しかし、それでも出所を控えた妻のために、ミツコの主演映画を撮ってやりたい!という熱い想いに一同ハラを決めます。
そしたら、組の若い衆が「俺らは演技が出来ない。だから相手の組との戦争を映画にしましょうよ!」と提案するんだよね(笑)これは正直ウマい方法だと思いましたw
そんでミツコ(二階堂ふみ)と、無関係だけど巻き込まれた一般人の男(星野源)と、映画監督志望の平田(長谷川博己)と撮影仲間達による映画作成兼戦争が始まるわけですw
ここで平田の超絶イカレっぷりが発揮するんですが、平田はなんと「どうせならちゃんと撮影したいから、相手ヤクザの組長に撮影許可をもらってくる!」と言い放ち、ミツコ達とともに、組長に交渉しに行くんだけど、ミツコのおかげもあり、無事に交渉成立する。
(実は相手の組長(堤真一)ミツコの子役時代からのファン)
ほんで、せっせと相手の組事務所に撮影機材とかを設置し、相手の組員にポーズ指導とかして(笑)準備が整ったところで平田が「よーい!スタート!!!」の掛け声とともに、武藤組と相手の組との全面戦争が始まるわけですw
ここからはもうらんちき騒ぎのお祭り状態!ミツコ主演映画という事もあり、ミツコの戦闘シーン多めですw
血が飛び、切られた手足や首が飛び、一気に現場は血の海と化します。
そんな中、嬉々として撮影クルーに指示を出す監督の平田。
最後は警察が介入して、ヤクザとは無関係であった平田や一般人男(星野源)ら含めた、その場にいたほとんどの人が射殺されますが、超人的生命力の平田は何とか生き残り、映像記録を回収して逃走し、興奮して大笑いしながら夜の闇に消えていき、物語は終わります。
あらすじはそんな感じですね。
個人的な見どころポイント
この映画は、役者がそれぞれ存分に個性を発揮していると思います。
それでは、個人的な見どころポイントをなるべくシンプルにまとめていきます。
二階堂ふみがかわいい件
ヤクザの娘であり女優のミツコを演じている二階堂ふみ。
ミツコはこの映画ではギャル風で、露出の高い服装なワケですが、それがまたバッチリはまってて可愛いわけです(笑)
映画内では気性が荒くサバサバしているんですが、他人には弱音を決して吐く事の無い強い女を演じているんですが、物語の途中で出会う(てか連れ去る?)一般人男の橋本(星野源)の前では揺れ動く自分の気持ちや、言えなかった本音などを素直に話すシーンがあるんですが、その感じがまぁギャップ萌えですね。
色々抱えてるミツコを二階堂ふみは本当に上手に演じられていると思いますし、終盤の組同士の抗争などは、ギャル衣装のまま刀を持ち、相手の組員達をバッサバサと切り捨てていくサマはめちゃくちゃカッコイイですね!
一言でまとめると、ギャル衣装に身を包んだエロカッコイイふみちゃんを見るだけでも一見の価値アリアリだという話ですね。
星野源の役回りがヒドすぎだけど笑える
この映画では星野源は一般人男性の橋本を演じていますが、星野源に何か恨みでもあんのか?と思うぐらいヒドい扱いを受けていますw
そもそもなぜただの一般人である橋本が登場するかと言うと、実はミツコは序盤、組から逃げており、追われている最中で公衆電話で母親と話している橋本を見つけ、強引に恋人のふりを演じさせ、カモフラージュして組員から逃げる目的で接触したわけです。
でも、橋本は逆にミツコが好きになり、むしろ恋人役をやらせてほしいと頼むのですが、その後に組員に捕まり、そこで初めてミツコはヤクザのミツコと知るわけです。
その後は散々ヤクザにいびられ脅され殴られ 、悲惨な目に合ってしまうワケなんですが、セクシーなミツコに興奮する様子や、まるでジャイアンにいびられるのび太の様な弱々しい様子など、星野源が見事なまでに演じており、めちゃくちゃカワイソウなんですが、めっちゃ笑えますw
最後のシーンは人によってはトラウマになるかも・・・・・!?(汗)
長谷川博己がいい感じにサイコパスw
長谷川博己が演じる、映画監督志望のうだつのあがらない男・平田は、学生時代からずーっと映画監督になる事が夢。
しかしこの男、こだわりが異常に強く、いわゆる拝金主義的な映画が超嫌いで、リアリティを追求する事に執念を燃やしています。なので、映画の事や演技の事を熱く語っているんですが熱すぎて何を言ってるのかよく分かりませんw
しかし現実は30近いのに特に成果が出る様子も無く、いつまでも夢見心地な状態です。自分が親でミツコがいたら、全力で交際を反対するかもしれませんw
しかし、そんな男が「ヤクザの生の抗争を映画にする」という題材に燃えないはずは無く、血みどろの状況で、学生時代からの映画仲間が死んでも嬉々として撮影している様子はまさにサイコパス!!
でも、その役柄が長谷川博己さんが絶妙に演じていて、何かツボにはまるんですよね(笑)
この人は多分、地球に隕石が降ってきたとしても最後まで生き延びそうに感じました。そのくらいしぶとさを感じる演技でした。
その他の見どころ
本当はもっと見どころが多いんですが、そろそろダイジェストで紹介します。
- 親分の嫁(友近)がお母さんスタイルで包丁を持ってヤクザを追い回すシーン
- 神楽坂恵の着物姿とキスシーンがエロい
- 堤真一が全般的にカワイイ
- 終盤で平田の助手のカメラマン二人がマシンガンをぶっ放しまくるシーンは必見
- 國村隼の親分感がたまらん
- ミツコが幼少時代、血の海の中ヤクザの親分に啖呵をかますシーン
などなど、見ていて印象に残るシーンが本当に多いですね。
見ていて爽快感があったので、何度も見たくなる中毒性があります。
物語とは直接関係は無いのですが、やはり神楽坂恵さんは異常に色気がありますね。
では、ありがとうございました。